アトピー性皮膚炎は治療とともに、毎日のスキンケアがとても大切。
 皮膚を清潔な状態に保つこと、保湿に配慮すること、接触刺激を避けることを心がければ改善するという医師の意見もあります。
 当然、強いかゆみや極度の乾燥をともなうアトピー性皮膚炎へのスキンケアは、正しい知識とともに大変な根気が必要です。
 ですが多くの医師は治療とスキンケアの重要度は同等であるとして、皮膚科学会の標準治療ガイドラインにもスキンケアの重要性が謳われてるほど。

●皮膚の乾燥のメカニズム

 そもそも、どうして皮膚が乾燥してしまうのでしょうか。
 乾燥したお肌にスキンケアをして、一時的に潤ったような気がしても長続きせずすぐにまた乾燥することはありませんか。

 本来、皮膚の表面はわずかに湿った皮脂層に覆われていて、皮膚内部の水分の蒸散を防ぎ、かつ、外部のホコリや菌が皮膚内部に入り込まないようガードしています。
 これは一般にバリア機能と呼ばれており、うるおいをもった皮膚組織を皮脂層がラップのように包み込んでシールドしているようなもの。

 皮膚の内側には水分を蓄えるセラミドの層があり、この層のセラミドが多ければ多いほどいわゆる「うるおいのある」お肌の状態になります。
 そもそもアトピー性皮膚炎の方はこのセラミドが少ない傾向がみられるとか。
 皮膚表面のトラブルがない状態でもセラミドが不足しがちで、水分が充分でない状態なのですね。

 皮膚が乾燥してこの皮膚の表面にひびわれが生じると、そこから水分が逃げ出してうるおいが失われ、またバリア機能も低下して外部からの刺激に敏感な状態に。
 こうなると水分を補給してもすぐに乾燥してしまいますので、外部のホコリや菌によって強いかゆみを感じたり、激しい炎症が発生するなどの状態になります。

そのため、アトピー性皮膚炎のためのスキンケアとしては、
・汚れを落とすこと
・水分を補給すること
の2つが重要になるのです。

●汚れを落とすこと

 肌を清潔に保つことはもちろん重要ですが、力まかせにゴシゴシこすったり、日に何度も洗顔や入浴をするのは逆効果。
 洗いすぎると皮脂層の健康を保つための脂分まで失われてバリア機能が損なわれますし、乾燥した皮膚は非常に繊細な状態になっていますのでこすって強い刺激を与えると症状が悪化する可能性があります。
 当然、スクラブ入りのものは避けましょう。
 殺菌効果の強い石けんも刺激が強すぎることがあります。使用前にかかりつけの医師に相談を。

 石鹸や洗顔料、ボディソープは、泡立てないままで直接皮膚に付けないこと。
 できるだけ低刺激で泡立ちの良い洗顔料や石鹸を選んで手のひらやタオルでしっかり泡立て、泡で皮膚を包み込むように優しく洗います。
 硬いスポンジやブラシ、目の粗いナイロンタオルなどは目に見えないレベルで皮膚に傷がはいることがありますから、避けましょう。
 関節部のしわや足の指の腹など、汚れがたまりやすい部分は伸ばして洗ってください。
頭皮は爪で傷がつかないように気をつけて、指の腹でもむように洗います。

 熱いお湯は皮脂層の脂分を流してしまいますので乾燥が進みます。
 流す時は、風邪を引かない程度にぬるめのお湯でしっかりすすいで。

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 保湿効果のある入浴剤の仕様も◎ですが、熱いお風呂に長時間つかると皮脂層がふやけて弱くなります。
 お肌の乾燥が特に気になる時には、長風呂は避けたほうがいいかもしれません。

 入浴・洗顔後は清潔な柔らかいタオルで、こすらないように気をつけてそっと押さえるように水気を取りましょう。

●水分を補給すること

 お肌が清潔な状態になったら、しっかり水分を補給しましょう。
 どんなに気をつけていても、入浴・洗顔後にはお肌の皮脂は洗い流されています。
 水分の蒸散を防ぐために、入浴・洗顔後はすみやかに、洗いたての柔らかく吸水力のあるお肌のすみずみまで保湿剤を塗ってください。

 特に皮脂層が弱っている時は、適度に油分を含むクリーム・乳液が良いでしょう。脂分を補給して、入浴・洗顔でうるおったお肌の水分をしっかりパック。
 顔については、ローションを塗ってから乳液もしくはクリームを塗るようになっている製品が多いかと思いますが、接触刺激を減らすという意味ではオールインワンタイプがおすすめです。

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 咲耶しずくはクリームを先に塗って水分をすばやく閉じ込めた後、浸透作用の強いローションで乳化させてしっかり保湿させる、超敏感肌対応設計。
 シリカセラムは1本でしっかり保湿効果を実感できるオールインワンタイプの基礎化粧品です。

 アトピー性皮膚炎に限らず小さいお子さんの乾燥防止にワセリンや椿油などの油をを塗ることがありますが、保湿効果は非常に高いものの、健康な皮膚でも体温調節のために自然に行われている範囲の気化が妨害され、体内に熱がこもってアトピー性皮膚炎の場合強いかゆみを引き起こすことがあります。
 体質に合うことが一番ですが、基本的には超敏感肌・アトピー性皮膚炎(アレルギー性皮膚炎)対応設計のクリームやローションをお選びいただくのが良いのではないかと考えます。

●アトピー性皮膚炎のスキンケアとは

 毎日の石鹸や基礎化粧品はとても重要ですが、それを選ぶことや塗ることだけがスキンケアではありません。
 また、それらだけで「アトピーが治る」と標榜する商品にも注意が必要です。

 できるだけ清潔なタオルを携帯すること。
 お肌の乾燥がひどい時には長風呂を避けること。
 ちくちくする衣類を選ばないこと。
 室内の乾燥防止のため季節を問わず加湿器を活用すること。

 …などなど、毎日の生活の中での対策もスキンケアの一環です。
 千里の道も一歩から。気持ちの良い明日のために、スキンケアをはじめましょう。

 

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